コラム

●●コラム 本の役割の変化と活用法とは!?

 

前号では、電子書籍が情報格差の起爆剤になる話をしました。

でも、本の役割はまだ終わっていません。
むしろ、本は格が上がったのです。

というのは、本は視認性が高く、
電源も入らないので隙間時間にすぐに読めます。

また、手元に置いておくと、
良書を何度も読むための再読に適しています。

では、私の本の活用法を紹介します。
電子書籍が情報インプットの主体である話をしました。

そこで、本は、
書斎に気になるテーマの過去に読んだ良書を積み上げておきます。

寝る前に、10〜20分間、直感的に読みたい本を手に取ります。
適当に開いて、パラパラ読みます。

興味の引いた箇所を精読します。
この状態で寝ます。

この寝る前に読んだ本の記憶が鮮明にインプットされます。

翌朝、始業の40分前に会社に着きます。

毎朝20〜30分間の自分の仕事の専門書を読書します。
この場合は、
精読を基本とします。

気になるところを鉛筆で線を引きながら、
読んでいきます。

1冊を目標7回以上読むようにします。
そうすると、ほぼ内容が頭に入ります。

同じ本ばかり読んでいると飽きるので、
違う本も同じ要領で交互に7回読みます。

この方法で、1つの専門分野で3〜5冊読めば、
基本的なことはほぼマスターできます。

すでに知っていることでも、
7回以上読まないと使える知識になりません。

最後に、新刊の本の読み方です。
電子書籍で本を読んでいるため、
紙の本を読む時間が捻出できません。

そこで、最近は、本屋に行くとそこで本を読みます。
すなわち、立ち読みです。

本を買っても読む時間がないので、
本屋でその場で本を読むのです。

この立ち読みでの情報もいいです。
鮮度が良く、
編集者の厳しいチェックの入った本の質は素晴らしいです。

まとめますと、
本は良書を繰り返し読むことに適しているのです。

また、本を作るために内容が吟味されているので、
情報が整理されているためにハズレが少ないです。

最近は、良書の「ハッと思わせるセンテンス」に
出会うのがいちばんの楽しみです。

 

奥田将視

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